三輪そうめん産地表示違反に関する実態調査で、柿本善也知事は1日、違反が確認されても、指導に応じた場合は業者名を公表しない方針を改めて示した。農林水産省は公表を求めているが、同知事は業者が行政指導に従った場合、「ペナルティーまで科す必要はない」と説明。国との対応の差に関しても「責任を持つ役所が違うのだから仕方ない」と独自の判断を貫く姿勢を答えた。
同問題では、桜井市の製めん業者3社が、長崎県や熊本県産のそうめんに産地名を表示せず、三輪そうめんの表示だけで製品を販売していたことが発覚。農林水産省が指示処分を行うとともに、業者名を公表していた。
これを受けて、県農政課も先月24日から製めん業者の実態調査を開始。8月中をめどに順次、業者を回り、産地表示で違反があった場合は厳しく指導するとしている。
ただ、業者名の公表については「行政指導に従うなら公表はしない」方針。農林水産省は県にも公表を求めていたが、県農政課は先月31日の段階で同省に県の考え方を説明したという。
柿本知事は、1日の定例記者会見で「公表は、一つのペナルティー」とする認識を示した上で、指導に応じる業者に対してはペナルティーを科す必要はないと判断。「大切なのは消費者保護であり、業者に規則を守らせることにある」と話し、指導の実効性を重視する考えを強調した。
本当に指導しているのだろうか???
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奈良新聞 2002年6月28日 |